昭和38年(1963年)、鉄筋コンクリート3階建ての校舎(射水町校舎)が旧敷地跡に新築された。ちょうど創校90周年と重なり、校舎に校章をつけて祝いたいという人々の願いがあった。
当時、この地にたくさん咲いていた撫子(なでしこ)は、ナデシコ科ナデシコ属の多年草で、冬の間も根を張って生きている。花は一色ではなくいろいろな色があり、6月頃から雪の降る頃までポツポツ長く咲く。花言葉は純粋、無邪気、貞節、才能、大胆。
校章には、撫子のように強く生き、自分の花を咲かせてほしいという願いが込められており、先人の熱い思いが感じられる。
平成14年、現在の海竜町に新校舎が新築されたのを機に、旧校舎敷地跡から撫子の花を移植し、校章への思いや伝統を受け継いでいる。
なお、この校章は2代目の校章であり、初めてのものは撫子の中に描かれている堀岡の文字の部分が「堀」の一字であった。